院長のブログ
2004/09/26
やっぱりホルモン補充療法復活
女性は50歳前後になると生理が止まります。卵巣の機能が無くなり、女性ホルモンが作られなくなるために生理が止まるのです。その後の長い人生を若々しく健康に暮らそうと思ったら、女性ホルモンが有ったほうが良いということで、欧米では40年前から、更年期には女性ホルモンを飲むことが勧められ、多くの女性が使用してきたのです。
日本でも10年くらい前から、多くの産婦人科医が、このホルモン補充療法を勧めてきました。
ところが、平成14年7月米国立衛生研究所(NIH)が、ホルモン補充療法では、心筋梗塞、脳梗塞、乳がんなどの発生率が高まるというデーターを発表したのです。
それまでは、減ると思われていた心筋梗塞や脳梗塞が、かえって増えるとのデーターですので、世界中の産婦人科医か驚いたわけです。これで、産婦人科医も、ホルモンを勧めにくくなり、ホルモン補充療法を中止する人が増えました。
しかし、その後もホルモン補充療法の研究は進められ、最近はホルモン剤の使用方の変更でかなり副作用を少なくホルモン補充が出来るようになってきたようです。
今後はまた、多くの産婦人科医がホルモン補充療法を勧めていくようになると思います。
2004/07/30
アフターピル失敗
事後避妊方、アフターピル。コンドームが破損したなど、避妊失敗の可能性がある場合、性交後72時間以内にホルモン剤を服用して、妊娠継続を阻止するというものです。98%の成功率などの話がありますが、実際は妊娠していたかどうかわからないので、正確な成功率はわからないと思っています。
私は、このアフターピルを約30人に処方してきましたが、ついに先月失敗例が発生しました。妊娠継続です。
30人のうち1人なら、良いのかもわかりませんが、中には失敗して他の医院に行かれた方もおられるかも。
避妊はしっかりやりましょう。
2004/07/18
バイオパーク
今日は天気が良いので、久しぶりにバイオパークに行った。数日前にバイオパークも経営困難と新聞に書いてあった。以前からオランダ村、ハウステンボスは難しいだろうけど、バイオパークはやっていけるのだろうと思っていたのに・・・・。
高速道路からやや遠いので、県外の来園者が少ないのかな。今日も夏休みの連休としては人が少ないよぅに感じた。
子供向けにタッチコーナーが数カ所作ってあり、うさぎ、モルモット、ひよこ、はりねずみ、フェレットをだかせてもらった。数年後〜10数年後、まごを連れて行かねばと思いつつ。
・・・うちの子供は大きくなりすぎて、いっしょに行かないから。
2004/06/20
助産院増加中
最近、助産院が増えているそうですね。現代女性の自然分娩志向、「医者がかってにお産をいじるので難産になる」とか、またマスコミがこれに乗って宣伝するなどで、助産院での分娩希望者が増加しているようです。
もちろん、基本的にはお産は自然現象だし、多くの場合自然に順調に経過しますから、いろいろな様式の分娩を選択できるのは良いことだと思います。
しかし、お産は現在でもけっして安全なものではないということです。全世界では毎年約50万人の妊産婦死亡が起きていると言われます。
日本でも、かなり安全になってきましたが、今でも毎年70人前後の妊産婦死亡が起きています。
【妊産婦死亡数】
1950年:4117人 1955年:3095人 1960年:2097人
1965年:1597人 1970年:1008人 1975年: 546人
1980年: 323人 1985年: 226人 1990年: 105人
1995年: 85人 2000年: 78人
【死産数(妊娠22週以降)】
1979年:29289人 1985年:18642人 1990年:11367人
1995年: 6580人 2000年: 5362人
もしもの場合の安全性は、施設によりかなり違うと思います。今後、助産院での分娩が増えていけば、減少してきた妊産婦死亡や死産は増加するのではないかと心配されています。
私なら、いざというとき1時間以内(出来れば30分以内)にいつでも帝王切開の出来る施設でなければ、身内のお産はお願いしないと思います。
2004/06/07
私の計るだけダイエット
平成15年10月15日NHK「ためしてがってん」で「はかるだけダイエット」が紹介されていました。1日何回も体重を測り、グラフに記入するというものです。これだー!!と思ってその日からダイエット開始しました。身長168cm、体重75Kgでした。
<気がけたこと>
・ 朝昼夜3食は今までの約3/4に。
・ 間食をしない。お菓子は止める。果物は減らす。
・ 砂糖入りコーヒーを飲まない。缶コーヒーも止める。
・ 運動は面倒だからしない。ただ、外出時ちょつと遠回りしょうか。
・ ホームページに結果を公表する。 ⇒ グラフ
これでがんばりました。右下がりのグラフを見るとモットモットとやる気が出てきます。
何回も体重を計り、食事の前後、トイレの前後に計り、気がけていくと、「今何.何Kgあるはずだ」というのがわかるようになってきます。
目の前のお菓子や果物を見て、これを食べると何Kg.になるなとか考えます。
今日は夜あれを食べるから、これは止めとこうとか。昨日食べ過ぎたから今日はひかえようとか。
本来は、カロリー摂取を減らし、運動でカロリーを消費するのがダイエットの基本です。でも、運動でやせるためにはかなりな運動が必要です。だから私は簡単に食べるものを減らすだけのダイエットを試みました。
外食がいけません、それも宴会料理なら適当に残せるが、コース料理の場合残すのも気が引けます。
また、休日がイケマセン。仕事の日は食事以外はほとんど食べませんが、休日で家にいると、ついつい・・・・・・・。
私はやせ薬とか補助食品はほとんど信用していません。唯一医学的に効果が認められているのは、漢方薬の防風通聖散だけでしょう。保険もききます。私もこれをたまにのみました。
さて、結果は平成16年2月1日、65.4Kgでほぼ10Kg減にてダイエット中止宣言しました。
このあと、リバウンドが怖い。通常2ヵ月は大丈夫だが、3ヶ月たったら肥えてくるよと言われます。そこでずっと体重を計り、グラフにつけ、ホームページで公開しつづけることにしました。本日64.8Kg。 \(^o^)/