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  入 院 分 娩 の ご 案 内
<メニュー>
 @入院の時期
 A入院時必要な物
 Bその他のお願い
 C時間外の入院・面会
 D当院の分娩方針
 E里帰り分娩
 F血管確保について
 G陣痛促進剤について
 H帝王切開術
 I帝王切開は何回出来ますか
 J帝王切開と肺動脈塞栓症
 K出生直後の新生児
 L母乳保育について
 M新生児聴覚検査
 N産科医療補償制度

【入院の時期】
 1)陣痛が15分毎になった時。
経産婦さんは、急に進むことがありますので、早めに準備しましょう。
 2) 破水した時。 
破水かどうかわからない時は、夜中でもけっこうです、電話してください。来ていただいて、看護師・助産師または医師が診察して判断します。 
 3) その他、出血などの異常がある時。
入院の時は、必ず電話してください。(入院専用電話 : 0956-22-7828 ) 状態をおたずねしますので、なるべく妊婦さん本人が電話してください。

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【入院時必要な物】


<お母様用>
  1) 母子手帳、保険証、印鑑
  2) ねまき(前あきのもの) 3枚
  3) 腹帯(さらし、市販類似品)1枚
  4) ガーゼのハンカチ  6〜10枚
  5) 洗面用具、タオル
  6) バスタオル、浴用タオル
  7) ティッシュペーパー
  8) 生理用ショーツ、ナプキン
  9) スリッパ(名前を書いてください)
  10) お箸
<赤ちゃん用>
  1) おしりふき

その他の物は、 当院で用意した物を使用いたします。
退院までにベビー服(下着も)とおくるみを用意してください。

  • ポット、湯呑み等、また分娩用品一式(ナプキン、T字帯、清浄綿、産褥ショーツマミーパット)は、当院で用意いたします。
  • 持ち物には、全部記名をお願いいたします。

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【その他のお願い】
  1. 病室は全部個室です。お産後の病室は洋室が3室と和室が2室あります。その時の空き室に入室していただいております。
  2. 面会時間は午後8時までとなっております。ただし、分娩中など特別の場合は、その限りではありません。また、電話の取次ぎも午後10時までとしております。
  3. 外来診療時間以外は防犯のため玄関入口を閉鎖しております。時間外受診、入院、面会の方は時間外入口のインターホンを押して、看護師応答後、お入りください。
  4. 当院は、病室外来とも全館禁煙としております。
  5. 現在、分娩入院費用は、正常に経過した場合、全部で47万〜49万円の予定です。分娩経過によりましては、さらに3万円ほど加算させていただく場合もございます。なお、分娩後胎盤処置料として、別に3,000円必要です。
  6. 帝王切開など保険入院の場合は、室料1日2,000円加算させていただきます。

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【時間外の入院・面会について】
当院は防犯のため、外来診療時間以外は外来玄関を閉鎖しております。
時間外(夜間)入口より、お入りください。

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【当院の分娩方針】
なるべく自然分娩で、なるべく経膣分娩をしていただくことを基本方針としております。
しかし、破水して長時間たっている場合や、微弱陣痛でなかなか進まない場合など、陣痛促進剤を使うこともあります。また、佐世保には離島の妊婦さんも多いので、自然自然というわけにもいかないのが現状です。

約50年前、日本では帝王切開率3〜4%と言われていました。その後徐々に増加し、最近では20%と言われます。アメリカでは35%以上が帝王切開と言われます。帝王切開が増えてきた理由はいろいろありますが、少産の時代、1人でも死産や新生児の脳性麻痺を減らそうとのことで、早めに帝王切開を行うのもしかたのないことです。
しかし、当院では、、女性ががんばってお産を貫徹したという自信が、その後の人生、子育てにおおいに役立つと考え、なるべく経膣分娩をと心がけています。

そのためには、自然に分娩出来そうなときはなるべく自然に、そして、自然に分娩出来そうでない時には、現代の産科的技術手技を用いて、なるべく経膣分娩をしていただくというのが当院の基本方針です。

もう1つ、なるべく経膣分娩をと言うのは、その施設がいかに早く緊急帝王切開が出来るかできまります。帝王切開の準備に時間のかかる施設ほど、早めに帝王切開を決定し施行しなければなりません。この点、小回りのきく開業産婦人科医院は、帝王切開の準備が早くできるので、経膣分娩出来る可能性が高いと思います。
当院は、深夜、休日、正月など時間をとわず緊急帝王切開が出来るようにこころがけています。

   <当院の体制>

  1. 当院に婦長はおりません。その日のトップが婦長です。だから休日や夜間の当直者がリーダーとしてなんでも出来るように訓練しています。ちなみに当院の当直看護師は、ほとんど10年以上勤続のベテラン看護師たちです。
  2. 院長は旅行の趣味はありません。だから、ほとんどのお産を院長がお世話させていただきます。この30年間に約 9000件の分娩がありましたが、そのうち99.6%を院長立会いで出産していただきました。あとは学会出張などでやむをえず、信頼できる友人や総合病院の産婦人科医師に分娩の立会いをお願いしました。

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【里帰り分娩】
当院への里帰り分娩を希望される妊婦様は、前もって電話で予約をお願いいたします。
今受診しておられる産婦人科で特別な異常を指摘されなければ、妊娠34〜35週に里帰り来院してください。
異常を指摘された場合は、電話で連絡・相談してください。
初めて来られる場合、当院では34週以降NST(ノンストレステスト)という検査をしていますので、時間がかかる場合があります。
午前中なら11時まで、午後でしたら4時までに受診してください。
当院より里帰りをする妊婦さんの場合は、通常妊娠31〜32週に後期の血液検査をして、妊娠33〜34週に紹介状を書き、送り出しています。

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【血管確保について】
当院では、必ず点滴をしながら分娩をしていただきます。
一般の方は、点滴というのは、栄養補給だろうとか、水分補給だろうと思われますが、分娩中や手術中の点滴の一番の目的は血管確保です。

血管確保とは、いざという時、そのチューブから血管内に、いつでも薬剤や血液などを入れられるようにビニール針を血管内に入れておくことで、救急処置の基本的手技です。
分娩は、多くの場合自然に経過し、何事も無く終了します。でも、時としていろいろな異常が起こります。特に分娩後の子宮出血は重大な分娩合併症の1つです。

分娩直後は、母体と新生児の両方に対処しなければなりません。出血が多い場合、局所の診察、処置と同時に血管確保をしなければなりません。1人の医者では人手不足です。でも、分娩に複数の医者が立ち会う施設はほとんどありません。事前に血管確保しているか、出血後に血管確保するかは、時間的に大きな差が生じます。

妊娠分娩は女性にとって危険な仕事です。現在でも、日本国内でも毎年50名の妊産婦死亡が起こっております。その3分の1は分娩中〜直後の出血が原因です。
この妊産婦死亡の減少は、分娩数の減少、お産する場所の変化、医学の進歩などによりますが、この血管確保もおおいに貢献していると思っています。

最近、自然分娩志向の1つの方法として、分娩時、特別異常が無ければ血管確保はやめようという考えがあるようです。
少しの危険を容認し、妊婦様が納得されているのであれば、いろいろな分娩方法をとられても良いとは思いますが、私は、より安全を考えるかぎり、分娩時の血管確保は欠かせないものと思っています。

より自然分娩に近ずけるための血管確保と思います。準備が出来ているから、ぎりぎりの輸血もしないで済むし、帝王切開を避けられる事もあると思います。

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【陣痛促進剤について】
いわゆる陣痛促進剤と言われる物は、経口剤のプロスタルモンEと点滴で使用するオキシトシンとプロスタルモンFの3種類の薬剤です。このうち、古くから有り、よく使われるのはオキシトシンです。これについて簡単な説明と、私の考えなど書きます。

通常妊婦さんは、分娩予定日が近ずくとある日突然、大脳の下部(脳下垂体)からオキシトシンというホルモンが血管内に分泌されます。このオキシトシンが血液を通って子宮に行き、子宮を収縮させるのです。
このオキシトシンは化学構造が比較的簡単な物質なので、約50年前から合成され、使われてきました。これを点滴に混入し腕の血管に注入します。これも血液を通って子宮に行き、子宮を収縮させます。だから、子宮の収縮に関しては、自然の陣痛と変わりません。

何が問題かと言うと、人によってオキシトシンの投与量と陣痛の強さが比例しない事で、ごくまれに過強陣痛が来て、子宮破裂が起こることです。子宮破裂が起こると、母体死亡や胎児死亡も起こります。
現在、オキシトシン点滴により、国内で1年間に平均4名の子宮破裂が起こり、そのうち1名の胎児死亡と、2年に1名の母体死亡が起きているといわれます。「陣痛促進剤は危険だ」と思われる方も多く、マスコミでも話題になります。

しかし、私は陣痛促進剤はけして危険な物では無いと思っています。陣痛促進剤を使わない自然分娩でも、毎年7~8名の子宮破裂が起こっていると言われるからです。また、分娩中母体死亡は毎年50名、胎児死亡も毎年1000名起こっているのです。女性にとって妊娠分娩そのものがすでにかなりの危険を伴ったものだからです。

当院では、基本的には陣痛促進剤は使いませんが、医学的適応や社会的適応(離島の妊婦様等)のあるときは、説明をして使用しています。

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【帝王切開術】
お産のやり方として、経腟分娩帝王切開があります。
自然分娩という言葉もありますが、これは計画分娩吸引分娩などに対する言葉です。

通常、帝王切開経腟分娩に比べて、3倍合併症が起こると言われますので、まずは経腟分娩を心掛けますが、帝王切開も増えています。
40年前、日本での帝王切開率は約4%でした。骨盤位も双胎も既往帝切も経腟分娩していただくことが多かったのです。
しかしその頃は、全国でかなりの数の死産がありました。

今は、赤ちゃんを1人も殺すなということで、骨盤位も双胎も既往帝切も最初から帝王切開です。
また、高齢初産婦も増えてきましたので帝王切開増加の1因になっています。
最近では、日本の帝王切開率は20%を超えたと言われています。

でも、海外では帝王切開率が高い国が多いのです。一番高いのは、コロンビアやブラジルで50%を超えるそうです。
次は中国で40%超え、米国、オーストラリアは35%、イギリス、フランスなどは25%位のようです。
そして、各国とも急激に増加中のようです。
通常は経腟分娩を目指しますが、母体の危険が予想されるときや胎児に危険がありそうな時には帝王切開が行われます。

【縦切開・横切開】 
帝王切開術には、腹壁を縦に切るか横に切るかの2つの方法があります。
通常は縦に切る産科医が多かったのですが、最近は横に切る産科医も増えています。
横に切るほうが傷がきれいになるし、ビキニパンツをはいても見えないので、横切開を希望する妊婦さんも多いようです。

しかし、横切開縦切開に比べて、執刀してから胎児を出すまで、やや時間がかかります。
特に2回目3回目の横切開は2〜3分多くの時間がかかります。
麻酔をかけて胎児を出すまでは、血圧が下がることが多く胎児も酸素不足になりやすいので、少しでも早く胎児を出したいのです。
私は基本的に縦切開で帝王切開をしています。

【当院での予定帝切の手順】・・・予定帝切の標準的経過です。
帝切当日の9時頃入院して頂きます。胎児モニターをつけたり、膣消毒をします。
11時頃より、血管確保、点滴をします。
12時15分頃手術室に入り、膀胱留置をします。
12時45分頃腰椎麻酔開始。
12時55分頃帝王切開執刀。13時頃赤ちゃんが生まれます。
13時40分頃手術終了となります。術後手術台上で授乳、写真・ビデオ撮影し、14時10分頃帰室します。
  その後、麻酔が覚めてからの創の痛みがかなり少ないのが当院の帝切の特徴です。

翌日10時頃より膀胱留置除去、歩行開始。赤ちゃんの世話をしていただきます。
術後3日目に一部抜糸、6日目に全抜糸、7日目に退院です。

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【帝王切開は何回出来ますか】

「最初のお産が帝王切開の場合、何人産めますか。」との質問があります。
その場合、私は1回1回の帝切時、それほどの癒着が無ければ、4〜5回は良いのではないですかと答えています。

約40年前は、開腹手術をすると腹腔内で癒着が起こるので、開腹手術は3回しか出来ないよとの考えがありました。
だから、帝王切開も3回までですよと言う医者が多かったと思います。
また、帝王切開術を3回した後に虫垂炎とか開腹手術が必要になったとき困るので、帝王切開は2回までですと言う医者もおりました。
しかし、帝王切開術は外科の胃腸の手術に比べて、癒着を起こすことは非常に少ないように思います。
特にこの20年は、縫合糸が良くなったこともあり、癒着は非常に少ないようです。

私は6回目の帝切1回、5回目の帝切5〜6回、4回目の帝切30回前後しておりますが、癒着で苦労したことはありません。
ただし、元々子宮内膜症のある方で、2回目の帝切でも癒着で苦労したことはあります。

毎回の帝切後、癒着の有無を確認し、癒着が無ければ次回の帝切は可能だと思います。

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【帝王切開と肺動脈塞栓症】
妊娠中は、血液の凝固能が亢進し、また子宮による静脈の圧迫による下半身静脈のうっ滞が起こりやすい状態です。
帝王切開時は、それに加え、麻酔による血流のうっ滞、長時間の安静などで、静脈血栓塞栓症の発症の増加が報告されています。
この中で深部静脈血栓症肺塞栓症の発症が多く、肺塞栓症の約90%は深部静脈血栓症から発症します。急性の肺塞栓症は致命率が高く、日本も含めて先進諸国の妊産婦死亡の主要原因になっています。

ふくらはぎなどの下肢や骨盤内の静脈の深い部分に血栓ができるのが深部静脈血栓症です。その血栓が何らかのきっかけで遊離して血流に乗って肺動脈に詰まると、肺塞栓症になります。飛行機内で長い時間同じ姿勢をとり続けることで起きるエコノミークラス症候群と同じ病気です。肺塞栓症は、症状が現れないこともありますが、ひどい場合は急激な呼吸困難、胸痛、時には循環ショックを起こして死亡することも少なくありません。

したがって帝王切開術では、深部静脈血栓症の発症を予防することが肝要です。深部静脈血栓症を予防するには、手術中、術後に弾性ストッキングを足に装着したり、臥床時に足底部とふくらはぎを機械的にマッサージする、手術後早期に歩き始める、十分な補液をする、場合によってはヘパリンなどの薬剤を使用した抗凝固療法を行うなどです。
当院でも、術中、術後、専用の機械でマッサージを行い、術後約20時間での歩行開始など、肺動脈塞栓症の予防に努めています。

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【出生直後の新生児】
古くは、新生児は出生直後に沐浴をするという時代もありましたが、現在は沐浴は新生児の体温低下をまねくということで、多くの施設で出生直後の沐浴はいたしません。当院でも、出生直後は身体をふくだけです。
一時母親の乳首をすわせたあと、すべての赤ちゃんを3〜6時間保育器に入れて観察します。
なぜ保育器かというと、保育器内は温度を自由に変えられるので、赤ちゃんの体温コントロールをしやすいのと、赤ちゃんを裸の状態で観察できるからです。
出生直後は元気だった赤ちゃんが数時間で元気がなくなることもありますが、そのとき裸の赤ちゃんの方が、呼吸状態や肌の色など、異常を発見しやすいからです。

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【母乳保育について】
母乳は新生児にとって栄養学的にもっとも良いものです。また母乳を与えることで、子宮の回復をうながし、母児の精神的つながりを深くします。
当院でも、なるべく母乳保育をということで、早期授乳やマッサージなど努力しております。

分娩後 1〜2日は、だれでも乳汁分泌はよくありません。赤ちゃんは泣くし、「まだ母乳が少ししか出ないので、足りないのだろう。とりあえず今だけミルクをあげよう。」と考えるのがよくありません。新生児は、生まれて1〜2日は母乳不足でも大丈夫なように、栄養を蓄えて生まれてくるのです。

なぜ新生児に粉ミルクがあまり良くないかというと、大人の腸は食物のよく分解された物だけを吸収しますが、新生児の腸はまだ未熟なため、良く分解されていない食物まで吸収してしまいます。母乳なら問題ないのですが、粉ミルクの場合は、牛の乳ですから、未分解で吸収してしまうと、異物と感じてさまざまな抗体をつくってしまうことがあるからです。

■■なぜ母乳保育がいいのですか?■■
◎ 赤ちゃんにとって充分な栄養が含まれています。
母乳には、乳糖、脂肪、たんぱく質をはじめ、カルシウム、ビタミン、ミネラルなど、赤ちゃんがすくすく育つための栄養素が過不足なく含まれています。(完全食品)
また、母乳中の栄養素は、赤ちゃんにとても吸収しやすい状態になっています。さらに消化酵素(リパーゼ)も含まれており、消化しにくい脂肪の消化も助けてくれるんです。
◎ 免疫物質がたくさん含まれています。
母乳中には、免疫グロブリンという抗体が含まれていて、細菌やウィルスによる感染を防ぎ、赤ちゃんが病気になりにくくします。また、腸内のよい細菌を育てるビフィズス因子や殺菌作用を持つラクトフェリンやリゾチームなど、身体を守る物質がたくさん含まれています。
◎ あごの発達にもよいのです。
母乳を吸うということは、ゴムの乳首よりあごの運動を必要とします。 あごの力が強ければ、幼児期以後の身体発育にも良い影響があると言われます。
◎ 母と子の強い絆がはぐくまれます。
お母さんに抱かれて母乳を飲むことで、赤ちゃんはぬくもりを感じ、満足感や安心感を得て、情緒的にも安定してきます。
◎ とても経済的で便利です。
母乳はお母さんが普通の生活をしていれば出るため、とても経済的です。また、ミルクをつくる手間や消毒の必要もなく、温度調節もいらないので、夜間の授乳や外出時の授乳にも非常に便利です。

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【新生児聴覚スクリーニング】
先天性の難聴は600人に1人生まれると言われます。通常は2歳過ぎてから発見されてきましたが、それでは言語教育が難しく、社会生活にやや支障が出ます。
なるべく早期(出世後6ケ月以内)に聴覚障害を発見し、聴能・言語指導を行ってゆけば、かなり社会適応できることがわかってきました。
当院でも希望される産婦様に新生児の聴覚スクリーニングテストをしています。(3000円)
出生後退院までに、結果を出すようにしております。

長崎県在住の妊婦さんに対しては、平成17年より一部補助が出るようになりましたので、個人負担金は1500円になりました。

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【産科医療補償制度】
お産の現場では赤ちゃんが健康で元気に生まれてくる為に、医師や助産師、看護師などができる限りの努力をしておりますが、それでも1000人に1〜2人の脳性まひの赤ちゃんが生まれております。
・産科医療補償制度とは、分娩時のなんらかの理由により重度の脳性まひとなった赤ちゃんとご家族の経済的負担を速やかに補償する制度です。
・平成21年1月1日以降に生まれた赤ちゃんが対象です。
・妊娠5ヶ月を迎えた妊婦の皆様に、この制度の対象者となることを示す「登録証」を交付いたしますので、妊産婦記入欄へのご記入の上、ご提出ください。
・この制度により、出産費用に加えて3万円をいったん病院に支払っていただきますが、後日支給される出産一時金に同額が加算されますので、事実上、この3万円は払い戻される仕組みになっています。

産科医療補償制度のホームページ

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