野中室長の一言

こすもす母乳育児相談室はあなたの母乳育児を応援します。

母乳育児の楽しさをごぞんじですか?
母乳育児は,お誕生から1歳過ぎまで続きます。
最初の100日間は、母乳育児が一番大変な時期です。
赤ちゃんも、まだ落ち着いていないし、おっぱいもトラブルの多い時期です。
初めて母乳育児を行うお母さんは、不安でミルクを飲ませたくなる時でもあります。
この時期を乗り越えると、少し楽になってきます。
そして、少しづつ母乳育児が楽しくなってきます。

おっぱいを飲ませる時に、目と目が合うとにっこり微笑んでくれたり、
おっぱいに手を添えて飲んでくれたりします。
はいはいができるようになり、「おっぱいよ」と声をかけるとにこにこしながら寄ってきます。
眠い時も、怖い時も、悲しい時もそして、病気の時も、おっぱいがあれば大丈夫。
おっぱいは赤ちゃんと、お母さんの味方になってくれます。
1歳のお誕生日がきて、もうすぐおっぱいともさよならという頃になると、
止めるのが寂しいような複雑な気持ちになります。
おっぱいが欲しい時には、両手を合わせてお願いのポーズをとったり、
お母さんの服を自分でめくりあげておっぱいを出して飲んだり、
飲み終わったら、ごちそうさまをしてみたりします。
ここまでくると、母乳育児が楽しくてたまらなくなります。
最初の100日間を頑張った、お母さんへの神様からのごほうびです。

そして、断乳です。
子どもの心に傷をつけることなく、納得させて我慢させます。
1年数ヶ月の間、しっかりおっぱいを飲ませてもらった子どもは、見事に耐え抜きます。
欲しくてたまらないのに、必死に我慢している我が子の姿に、親の方が負けてしまいそうです。
断乳がうまくいくと、子どもはぐっと成長します。
生まれて初めての大きな試練を乗り越えたからです。
成長するのは、子どもだけではありません。育児は育自。お母さんも一緒に成長します。
1年数ヶ月の母乳育児の期間に、親子でつくった数々の思い出が、お母さんを支えます。
母乳育児をやり遂げたお母さんのたくましいこと!皆さん輝いています。
母乳育児は、親子で楽しむものです。苦あれば楽ありです。

皆さんも母乳育児を楽しんでみませんか。